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アレルギーの味方「プラントベース」を紹介!veganに続く新しい波を知ろう!

皆さんこんにちは。アレルギーのため、卵、乳なしの生活を送っているよってぃーです。(自己紹介はこちら)
アレルギーの人は、食生活に気を使う必要がありますよね。おいしそう!と思っても、食べられないものが原材料に含まれていてがっかりした経験を誰もがお持ちでしょう。
そんな私たちの味方として、vegan(ビーガンまたはヴィーガン)というものがあります。veganの食品は卵や乳製品など動物性のものを使っていないので、アレルギーの多くの人たちにとって助けになっていると思います。
そして最近、さらなる味方を見つけました。その名は「プラントベース」。
今回はそのプラントベースを私なりの考えも合わせながら紹介したいと思います。

プラントベースとvegan

プラントベースについて

まず、プラントベースとは何か、ですね。
プラントベースは、植物由来の食べ物を中心とした食事のことで、添加物、卵、牛乳などを基本的に含みません。(プラントベースは食事に限った用語ではなさそうなので、そのような食事は正確には「プラントベースな食事」というのかもしれません。)
そしてこの、植物由来の食べ物を中心としている、という点を意識するとヴィーガンやベジタリアンとの違いを理解しやすくなります。
プラントベースでは、肉や魚介類といった動物由来のものを食べないわけではありません。あくまでも、植物由来の食べ物を中心としているだけで、動物性のものを食べてはダメ!ということはないんです。
つまり、野菜や大豆由来の食べ物などを中心にしつつも、動物性のものも適度に取り入れるような食事がプラントベースということになります。(この「適度」というのは、人によっても違うので曖昧なところがあります)

私の過去の食生活を振り返ってみると、卵や乳アレルギーなので野菜メイン+お肉またはお魚という構成が多かったように思います。お肉やお魚のバランスにもよりますが、プラントベースの食生活というのは、卵や乳アレルギーの人の食生活に比較的近いのではないかと感じました。
なので私同様、アレルギーを持っている方はプラントベースのレシピを探してみてもいいと思います。卵や乳が含まれていないプラントベースのレシピを参考にして、そこに少しお肉を足す、とかいいんじゃないでしょうか。

veganやベジタリアン

veganの食事とは、動物由来の食べ物を一切とらない食事になります。これには、卵や乳製品だけではなく、ハチミツなども含まれます。
ベジタリアンはveganとは違い、卵や乳製品はとることがあります。どのような動物由来の食べ物をとるかはいろいろと主義があるようで、基本的には動物由来のものは食べないが、人によっては食べることもあるというイメージでいいんじゃないでしょうか。
プラントベースは動物由来のものも食べる、veganは動物由来のものは食べない、ベジタリアンは人によって一部食べる、そんな感じですね。
※企業によっては、プラントベースをvegan同等に扱っているような印象を受けます。多少定義が曖昧であるという点は頭の片隅に置いておきたいですね!

プラントベースはアレルギーの味方

プラントベースフード(プラントベースの食品)は植物由来の原材料を中心としているため、卵や乳といったものが含まれていないものが多いです。そのため、卵や乳のアレルギーの人でも食べられるものが多いんですね。
「プラントベース」という単語でお店や商品を調べることで、アレルギーの人でも食べられそうなものが見つけられるのは大変うれしいことです。
アレルギー対応の食品を探すのって意外と労力かかりますから。昔は「アレルギー おやつ 乳」みたいに検索してひとつずつ調べてましたが、最近は「vegan おやつ」とか「プラントベース おやつ」みたいな感じで調べるだけでアレルギーでも食べられる食べ物の情報を得られるのは個人的にとても大きなポイントだと思います。
ぜひ活用してみてください。

企業の取り組み

各企業で下記のような取り組みがされています。

  • カゴメ:https://www.kagome.co.jp/foodservice/thema_contents/plantbase/
    • 動物性原材料を使用していない商品を開発
  • イオン:https://www.topvalu.net/vegetive/
    • 明確にプラントベースという単語は使われていませんが、植物由来の素材を中心としている点からプラントベースと同じ意味合いかと。
  • 日本ハム:https://www.nipponham.co.jp/news/2020/20200226/
    • プラントベースの商品開発として植物由来の原材料を使用して大豆ミートのようなものが使用されているようですが、卵や乳製品が商品に使われていますのでアレルギーの方はご注意ください。
  • ドトール:https://www.doutor.co.jp/news/newsrelease/detail/20210812101258.html
    • バーガーやドリンクにプラントベースのものが登場。
    • 下記のアレルギー情報(2021年8月時点)には「全粒粉サンド 大豆ミート~柚子胡椒豆乳ソース~」、「きなこ豆乳オレ~まめホイップ~」ともにまだ載っていませんでした。ただ、「全粒粉サンド大豆ミート ~和風トマトのソース~」には卵、乳がはいっていないようです。

様々な企業が取り組みをしていますね。企業の発表日が2020年とか2021年とかであることから、プラントベースは最近流行り始めてきた単語であることがわかりますね。このままどんどん成長していってほしいものです。
こうしたものを見る際の注意事項として、プラントベース=卵、乳が含まれていない、というわけではないということです。日本ハムなんかがそのいい例ですね。日本ハムの食品は大豆ミートのようにお肉部分にプラントベースの考えを導入しているようです(そのため、プラントベースミートという単語が使われています)。
プラントベースはあくまでも植物由来のものを中心としているだけで、動物由来のものをまったく含まないというわけではないので、アレルギー表示を確認する、店員さんに確認するなどはしたほうがいいと思います。(バーガー類にはソースだけに通常のマヨネーズなど動物由来のものが使われていることがあるのでご注意ください。)
とはいえ、プラントベースという単語を使えば卵や乳不使用の食べ物を見つけやすくなるので、うまく付き合っていきたいですね。
ちなみに、イオンのVegetiveのチーズは下記のブログでも紹介しています。読んでもらえると嬉しいです!

プラントベースのベーグル食べました

最近、KAMOGAWA BAKERYというお店を見つけまして、じつはそこでプラントベースという単語と出会ったのです。
このお店はベーグルを主に販売しており、期間限定の出店に偶然出会ったんです。

このチラシには、食パンがプラントベースであると書かれていますが、ベーグルも同様です。ベーグルの場合は一部プラントベースではないものがありますが、プラントベースかどうかは下記のようにマーク(植物のマーク)で分かるようになっています。

このようにマークで示してもらえるのはとてもありがたいですよね。
我が家では、大納言とあんこ、紅茶、いちじく、ミックスベリーなどを買いましたが、どれもモッチモチ食感で美味しかったです。プラントベース云々以前に、ベーグルとして普通に高いクオリティーでした!
けっこう売り切れていて「コーンとツナ風マヨ」や「ボロネーゼ」などが買えなかったのは残念でしたが、また機会があれば食べてみたいと思います。
最後に、一部の商品の原材料を載せておきます。プラントベースマークのある 「コーンとツナ風マヨ」や「ボロネーゼ」 には卵や乳製品が含まれていないのがわかります。こういう商品で卵も乳も含まれていないのは私たちにとって嬉しいですよね!

最後に

いかがだったでしょうか。
今回はプラントベースを紹介しました。私も今回のベーグル屋さんに出会って知りましたし、ご存じでない方も多いのではないでしょうか?とはいえ、それなりに広まってきているのでこれからに期待ですね。
最後に紹介したベーグル屋さんの原材料一覧を見てもらえばわかりますが、プラントベースの表記があるものにはお肉など動物由来のものが使われていません。巷でいわれるプラントベースの定義から言うと「ボロネーゼ風」とはせずに、ひき肉を使って「ボロネーゼ」にしてもいいとは思うのですが、プラントベース=原材料に動物由来のものを使わない、と定義されているのだと思います(ボロネーゼフィリングの「その他」に含まれている可能性は否めませんが)。

いずれにしても、プラントベースという単語と上手に付き合うことで、veganなどと同じように私たちアレルギーをもつ人たちの大きな味方になってくれると思います。注目していきたいですね。
最後に、ちょくちょく話題に出てきたVeganについて、下記のようにいくつか記事を書いているので、こちらもよろしければどうぞ。

今回はこのへんで。
それではまた!