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夫の妊活録|不安と責任!出生前検査について夫婦で考えたこと

皆さんこんにちは。会社員として日々頑張っているよってぃーです。(自己紹介はこちら)
4年以上にわたる不妊治療の末、我が家では待望の妊娠という成果を得ることができました。
妊娠12週に入るかどうかくらいのタイミングで、出生前検査を受けるかどうか、勉強して夫婦で相談しました。
出生前検査を受けるのかどうか?
仮に受けたとして、陽性がみつかったらどうするのか?
ほぼすべての家庭で悩むのではないでしょうか。
我が家でも悩み、考えました。今回はそんな我が家に関する話を書いていこうと思います。
少しでも同じように悩む人たちの参考になれば幸いです。
なお、文中にでてくる「私」は夫(男性)になります。

話をする上での大前提

まず、この話をする上での大前提を書いておきます。
出生前検査については世の中で色々と意見がありますが、私は他人が口出しすることではなく夫婦(当事者)で決めることだと思います。それぞれの夫婦で違う価値観があっていいと思いますし、それぞれの夫婦が自分たちの価値観に沿って考えていくべきことだと思います。
親族などから仮に何か言われることもあるかもしれませんが、一番大事なのは自分たちでしっかり考えて判断することだと思います。
本記事ではあくまでも私たち夫婦の場合についての話になります。

出生前検診の種類

まず、ざっくりと出生前検査について整理しておきます。

  • 出生前検査とは、赤ちゃんが生まれる前に病気や障害などがないかを調べるもの
  • 出生前検査ではすべての病気や障害を見つけることはできない。あくまでも一部分の病気や障害のみがあるかどうかを調べるもの。
  • 検査内容によってリスクがないものと、リスク(流産など)の可能性があるものがある。
  • 検査によって、結果が確定するものと不確定のものがある。不確定というのは、病気や障害を持つ可能性が数百分の一の確率、みたいな検査結果がでるものであり、可能性が低いか高いかしかわからない。確定検査には可能性は低いもののリスクが伴う傾向にある。

おおまかにはこのような感じです。
どのような病気や障害があるのか、その原因は何なのか(染色体異常など)という話は、専門的な話になるので、この場では割愛します。
大事なことは、出生前検査により、生まれる前に病気や障害があるかどうかを調べることができるという点。事前に病気が障害があるのかを知っておきたい、それらがあった場合(陽性)に産むかどうかを考えたい、という人にとっては大切な検査ですね。(ちなみに検査は希望する人のみが受ける感じです)
また、検査にはリスクの有無と、結果が確定か不確定の検査があり、自分たちがどこまで求めるのか、という点です。
「どんな子供でも生むし、育てたい!だから検査は何もしない。」
「何らかの病気や障害を持っている子供を育てる自信がないから、出来る検査はなるべく行って考えたい。」
様々な意見があると思います。
リスクや自分たちの価値観を突き合わせて、判断していくことになり、ここでとても頭を悩ませる人が多いのではないかと思います。

私の考え方

私自身、けっこう色々と悩み、考えました。
私の考えが参考になることもあると思いますので、この場で簡単に書いておこうと思います。あくまでも私一個人の考えですし、気に入らない!という方はそれはそれでよいのだと思います。

  • 出産は妊活のゴールではあるが、育児のスタートであり、新しい家族の形としてのスタート。
  • なので、病気や障害をもつ子供だった場合、子育て、子供の人生、自分の人生、妻の人生がどう変化するのか考えた。
  • 自分には今後もやりたいこと(趣味のテニスなど)がある、妻もやりたいことがある、家族としての理想像がある(理想通りにはもちろんいかないわけですが)
  • 子育ての自信、自分たちの今後を考えると、重い病気や障害が出生前検査で分かった場合は産まないという選択はあり。

色々考えた結果、簡単にまとめるとこういう感じでした。
結婚を考えたときもそうだったのですが、結婚することが目的ではなく、結婚は一つのスタートだと考えていました。それと同じで、出産というのも一つのスタートになると思っています。
そのスタートした人生の先で私にはやりたいこと、守りたいものがあります。
私自身の人生、妻の人生、子供や家族の人生、そうしたものをどこまで自分達で守れるのか、どこまで頑張れるのか。
そうしたことを含め、色々と考えました。
考えた結果、出生前検査はしっかりと受ける、そしてその結果によっては産まないという選択肢もとりたい、そう思いました。

夫婦での相談

最終的な結論

先に私の考えを書きましたが、一番大事なのは夫婦でしっかり相談して決めることですよね。
ということで、私と妻もしっかり相談して、出生前検査を受けるのか、受ける場合は何を受けるのか、受けた結果病気や障害がわかったらどうするのか、を腹を割って話しました。

幸い、我が家は最終的な結論は同じでした。
二人とも、検査で事前に重い病気や障害が見つかったら産まない、という考えでした。
ここが同じだったので、どの検査をどう受けていくのか、という話にすぐ入っていけたのはお互い幸運だったと思います。
あとは、産婦人科でやっている検査の情報を並べながら、この時期までにはこの検査を受けて、陰性または陽性だったらこうしよう、という今後の流れを決めていきました。
最終的な結論が同じだったので、思ったよりも相談は早く終わったと思います。

結論は同じでも思いは違う・・・かもしれない

最終的な結論は同じで、検査に関しても相談を終えることができました。
ただ、同じ結論であっても思いは完全に同じとは限らない、ということは肝に銘じておこうと思っています。
長い不妊治療を経て授かった命、その不妊治療の負担は男女で同じものではありませんでした。
通院するのも薬を飲むのも、妻です。
妊娠とわかった後の食事制限やつわりなども、妻です。
男が手伝って負担を減らすことはできても代わってあげることはできません。
そうしたことを乗り越えての今なので、「同じ結論なので気持ちも完全に同じ」と思うのは違う気がするのです。
同じ結論でも妻には妻の価値観があることをしっかりと肝に銘じて、これからもそれを尊重できるようにお互い過ごしていければいいなーと思っています。

さいごに

いかがだったでしょうか。
今回は重めな話でしたが、出生前検査に関する話題は現代で子供を産むうえで多くの人が避けて通れない道だと思います。中には夫婦で産む・産まないの結論が大きく分かれてしまう人もいるようです。
周囲に色々な意見があるかもしれませんが、自分たちの人生、子供の人生、そういうものに責任を持って判断できるのは当事者しかいません。夫婦で意見が食い違うことを恐れず、しっかり考えたいですね。
また、周囲の人たちが当事者たちの考えを尊重できるような世の中になればいいなとも思います。
それではまた!