皆さんこんにちは。会社員として日々頑張っているよってぃーです。(自己紹介はこちら)
今回は、会社で働く人の資産形成におすすめなNISA(つみたてNISA)とiDecoについて話をしていこうと思います。
「NISAやiDecoってよく聞くけど何?」
「NISAやiDecoって結局サラリーマン的にはどうなの?」
「NISAやiDecoは投資の話、若手の自分たちにはまだはやいよね?」
投資家じゃない、株をやったことがない、給料は人並みくらい、そういう会社員は多いと思います。
今回の話は、上記のような疑問を持つ人たちにターゲットを絞った内容としたいと思います。
NISAやiDecoの詳しい話は、ネットやYoutubeをみれば解説が山ほどでてきます。
なのでこの場では簡単にNISAとiDecoの説明は要点を軽く説明するにとどめ、会社員的どうか、という観点から話をしていきたいと思います。あくまでも私個人の意見となりますが、同じ会社員としてつみたてNISAとiDecoを活用している人の意見なので参考になるのではないかと思います。
では早速行きましょう。
※本ページに出てくる情報は2021年時点での情報になります。
目次
NISAとiDecoの簡単なおさらい
NISAとつみたてNISA
NISA、つみたてNISA、これらは個人投資家向けの税制優遇制度になります。通常、株や投資信託などの金融商品で利益を得た場合、20%税金がかかります。NISA、つみたてNISAはこれらの税金がかからなくなる、という制度です。
株などの投資では、税金が最大の敵になります。なのでこの税金がかからないというのがとてもありがたいことなんですねー。
この制度に関する要点は下記です。
- NISAは毎年120万円投資可能で、投資可能期間は2023年まで。
- 非課税期間は5年間。
- 2024年からは新NISAとして少し枠組みがかわり、新NISAは2024~2028年の間投資可能に。
- つみたてNISAは毎年40万円投資可能で、投資可能期間は2037年まで。
- 非課税期間は20年間。
- 2024年から5年間延長され、2042年まで投資可能期間が延長されることに。
NISAに関しては金融庁のページにわかりやすくなっているので、まだご存じない方は一度見ることをおすすめします。
金融庁NISAページ:https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html
iDeco
iDecoとは、個人型確定拠出年金とも呼ばれます。正直よくわからないですよね。
ざっくりいうと、自分で決まった金額を毎月積み立てて資産運用を行い、自分用の年金を用意する、ということになります。こちらもNISA・つみたてNISA同様、税金の面で大きく優遇されます。
投資信託にお金を積み立てることができる(=投資できる)ので、投資先はNISAやつみたてNISAと被っています。
ただ、受取は60歳以降になるので、そこがNISAやつみたてNISAと違います。ご注意を。
iDecoの情報は、厚生労働省のページにわかりやすくまとまっています。
厚生労働省iDecoのページ:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/kyoshutsu/ideco.html
おまけ:投資信託とは
NISAやiDecoの話をすると必ずと言っていいほど出てくる、「投資信託」について簡単に説明しておきます。
株は、1つの企業に対して投資します。
一方、投資信託は、多くの企業の集合体に対して投資をします。
株など資産運用には、一か所に投資をするのではなく、複数の企業、複数の地域(日本やアメリカなど)に投資することでリスク分散を行うというのが基本的な考えです。
とはいえ、素人が複数の企業、地域に投資をしようとするのは大変難しいですし、なにより手間がかかります。
こうした問題を解決してくれるのが投資信託です。
投資信託には、日本の上場企業、アメリカの上場企業、全世界の上場企業、などのような詰め合わせパックがあります。このパック1つを買うことで、日本の上場企業の多くに投資ができる、全世界の企業に投資ができる、という仕組みになっています。
つまり、お手軽にリスク分散をしながら資産運用ができる仕組みということです。
この投資信託には、インデックスファンドとアクティブファンドとなっており、メディアやネットなどでインデックスファンドがおすすめされています。私がやっているのもインデックスファンド(S&P500や全世界株式が有名)です。
この辺の話を掘っていくと話が長くなるので、ネットやYoutubeで調べてみてください。
簡単に解説が見つかると思いますよ!
会社で普通に働いている人的に結局どうなの?
よってぃーの個人的見解
私は、会社員的には積極的に活用していくべきだと思います。私自身、つみたてNISA、iDeco両方ともやっています。
なぜか? …ですよね。
会社で働くとだいたい60前後で定年になりますが、将来年金があまりもらえないかも…という話があります。
これは少子化など様々な要因があるのでしょうが、理由はどうあれ、年金があまりもらえない → お金で困る → 定年後も働かないといけない?という考えに繋がっていくでしょう。
仕事をすることの最大の理由の一つはお金を稼ぐことです。
そしてそのお金は、今(近い未来)のためと老後(遠い未来)のための2つの目的があります。
しかし年金に不安がある現在は、頑張って働いても老後(遠い未来)の生活が保障されないなんて…ということなんですね。
そこで、年金につみたてNISAとiDecoを組み合わせていくことで、老後の不安をなくていける、という話になっていくのです。
つまり、つみたてNISAやiDecoは今(近い未来)ではなく、老後(遠い未来)に向けての備えとして、とても頼もしい味方だということです。
老後の不安が減れば、今をより楽しむことができますよね。
なので、つみたてNISAやiDecoは積極的に活用すべきっというのが私の考えになります。
NISAとつみたてNISAはどっちがいいの?
ここは投資の目的によります。
とはいえ、投資にはリスク分散という重要な言葉があります。
リスク分散は、投資する対象を複数に分ける、投資を段階的に行う(一気に大金を注ぎ込まない)、ということになります。
最初に、投資する対象をインデックスファンドにすることで簡単に投資対象を複数にわけることができます。インデックスファンドとして有名な「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」では、これ1つを買うだけで米国の500社に投資をすることになります。500個の株を売り買いするより圧倒的に簡単です。そして、これはNISAでもつみたてNISAでも特に差はありません。どちらがいいかの決定打にはなりませんね。
次に、投資を段階的に行うに関しては、つみたてNISAに軍配が上がると思います。NISAは年間120万円まで投資可能ですが、10年、20年とその金額を投資し続けるのは難しいですよね。対して、つみたてNISAは年間40万円までですが、こちらの方であれば10、20年投資し続けるのは現実的な話になります。投資の規模を同程度、長く続けることができ、非課税枠も長い、この点から私は長期投資にはつみたてNISAが向いていると思います。
なので、老後など遠い未来に備えて投資をしていくのであれば、つみたてNISAがおすすめといえるでしょう。
会社員で税金優遇はレア!
会社で働く多くの人が感じていると思いますが、税金ってやばいですよね。源泉徴収票とか見るとかなりの額持っていかれることがわかります。
この税金を減らす、というのは会社員の資産形成にとって非常に重要です。
しかし、その手段はあまりありません。
この税金対策の2大柱が「ふるさと納税」と「iDeco」です。
iDecoでは掛金(投資金額)が全額所得控除になります。つまり、所得控除の分税金が安くなるわけです。そしてさらに、iDecoでお金を受け取るときも税が優遇されます。
これほど税金が優遇されている制度はそうないんじゃないでしょうか。
若手の自分には関係ない?いいえ、若手だからこそより重要です
老後のために備える、これはリスク分散の観点から、長期にわたってコツコツとインデックスファンドを買う、というのが一般的におすすめされる方法となります。
コツコツ積み立てるのは、それはリスク分散、複利の力があるからです。
特に複利の力は長くほったらかしにするほど効果がでかくなりますので、若い時からやっておいた方が効果がでかくなります。
なので、「まだ若いからいいや」ではなく「若いからこそ複利の力でコツコツやるぞ」というのがおすすめです。
20代や30代から積極的に活用していきたいですね。
さいごに
今回は、NISAやiDecoについて超ざっくりと話をしました。
NISAやiDeco、おすすめインデックスファンド、というものはネットやYoutubeで簡単に調べることができます。なので、「会社員にとって結局おすすめなの?」という観点で全体像を紹介しました。
他人事だと思っていた人、良くわからず一歩を踏み出せないでいる人、そういう人たちの参考になれば幸いです。
それではまた!